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川越城七不思議と川越の怖い話

2025/02/01

川越には地域の歴史や文化と深く関わっている不思議な話や妖怪伝説、怖い話があります。

川越城七不思議

❶ 初雁の杉(はつかりのすぎ)

この杉の木は、川越城内にあった大木です。ある年、杉の木の上に初雁(最初に渡ってくる雁)が降り立ち、これが吉兆とされました。そのため、川越の象徴的な木として大切にされていましたが、明治時代には伐採されてしまいました。

❷ 霧吹きの井戸(きりふきのいど)

この井戸は、天神町にある井戸で、かつては大変不思議な現象が見られました。水を汲もうとすると霧が立ち上り、まるで井戸自体が霧を吹き上げるかのような光景だったと言われています。井戸は今も存在していますが、霧を吹く現象は見られなくなっています。

❸ 人身御供(ひとみごくう)

これは、川越城が築かれた際に生じた恐ろしい伝説です。城の無事を祈るために、人々は人柱として若い女性や子どもを犠牲にし、城の礎に埋めたと伝えられています。この犠牲者たちの霊が時折現れ、不思議な現象を引き起こすという話があります。

❹ 片葉の葦(かたはのあし)

片方の葉が生えない不思議な葦の話です。川越市内のどこかに、この特異な形状の葦が生えている場所があり、その土地には昔、何か特別な出来事があったとされています。この葦は、何かの不吉な前兆とも言われています。

❺ よな川の小石供養(よながわのこいしくよう)

よな川のほとりで見られる不思議な供養の風景です。川辺にたくさんの小石が積み重ねられ、それはかつて亡くなった子どもたちの霊を供養するためのものだと伝えられています。この川を訪れると、小石がいつも新しく供えられているという話もあります。

❻ 天神洗足の井水(てんじんせんぞくのいみず)

天神さま(菅原道真公)が川越を訪れた際に、その足を洗ったとされる井戸水です。この井戸の水は清らかで、どんな時でも澄んでいると言われています。そのため、地域の人々は長い間、神聖な水として大切にしてきました。

❼ 城中蹄の音(じょうちゅうひづめのおと)

川越城の中では、深夜になると誰もいないはずの場所で、馬の蹄の音が響くという怪奇現象が伝えられています。この音は、城に仕えていた武士たちの霊が、今でも城内を巡っているためだとされています。


(出典:攻城団)

 

川越妖怪伝説

川越には、七不思議だけでなく、妖怪や怪異にまつわる伝説も数多く伝えられています。これらの妖怪伝説は、江戸時代やそれ以前から語り継がれており、地域の自然や社会の背景と深く結びついています。いくつかの川越に伝わる妖怪伝説を紹介します。

❶川越の河童(かわごえのかっぱ)

川越の河童伝説は、川越市を流れる川や沼地に現れるという河童に関する話です。河童は、人間を水に引きずり込んで溺れさせたり、魚を盗むといった悪戯をする妖怪とされています。しかし、川越の河童は、悪意があるわけではなく、むしろ地域の人々と友好的に接することもあったと言われています。特に農作業や漁業を助けたという話が伝えられています。

❷川越の天狗(てんぐ)

川越近くの山々には、天狗が住んでいるという伝説もあります。天狗は、鼻が高く羽を持ち、山中に住む神秘的な存在です。時折、人々に試練を与えたり、悪人を懲らしめる役割を果たすとされており、川越の寺社の周辺でも天狗の目撃談や、天狗にまつわる話が残っています。また、天狗が修行僧を導いたり、武士に剣術を教えたという逸話もあります。

❸ 油すまし

油すましは、川越にも伝わる有名な妖怪で、特に川沿いや暗い道で目撃されるとされています。この妖怪は、盗まれた油を返せと言いながら現れ、その姿は大きな頭巾をかぶった不気味な老人のようです。川越の市場や農村では、夜遅くに出歩くと油すましに出くわすと恐れられていました。

❹ お岩の幽霊

川越には、お岩という女性の幽霊が現れるという伝説もあります。これは、江戸時代の怪談「四谷怪談」と結びついていると言われ、ある場所では、深夜にお岩の怨霊が人々を驚かせるという話があります。特に、川越城の周辺や古い神社・寺院の境内でその霊が目撃されることが多かったとされています。

❺鎌鼬(かまいたち)

鎌鼬は、急に強風が吹いたときに現れる妖怪で、人々の足を切りつけるとされています。川越の田畑や街道では、突然の風が吹き、その風の中から鎌鼬が現れて、無防備な人々に傷を負わせるという恐ろしい話が伝わっています。鎌鼬に遭遇すると、何も見えないのに切り傷ができてしまうという怪奇現象が報告されていました。

❻ぬらりひょん

ぬらりひょんは、日本全国に広く知られている妖怪ですが、川越でもその姿が目撃されたという伝説があります。ぬらりひょんは、年老いた男性のような姿で、何の気配もなく家に入り込み、家主のように振る舞う不思議な妖怪です。川越の古い家屋では、ぬらりひょんが訪れ、家事を手伝うこともあったとされています。

❼ 狸の化け物

川越では、狸が人をだますという話が広く伝わっています。ある農家の主人が、夜遅くまで畑仕事をしていると、狸が人間の姿に化けて近づいてきました。この狸は、主人を騙そうとしましたが、主人が狸の化け術を見破り、結局狸は逃げ出したという話があります。このような狸の化け物伝説は、川越の郊外でよく語られます。

 

また、川越市の市街地を歩きながら、妖怪伝説のスポットを巡り歩くコースもあります。

(出典:川越市)

 

三芳野神社に伝わる童謡「とおりゃんせ」

川越の三芳野神社に伝わる童謡「とおりゃんせ」は、日本で広く知られているわらべ歌ですが、その背景には不思議で少し怖い伝説が含まれています。この歌は、江戸時代の川越城と三芳野神社にまつわる伝承に基づいているとされています。

三芳野神社と「とおりゃんせ」の由来

三芳野神社は、川越城内にある神社で、江戸時代には厳しい規則によって一般の人々が自由に出入りすることができなかったと伝えられています。神社は、川越城の北側に位置しており、子供の成長や健康を祈願する神社として信仰されていました。しかし、一般人がこの神社に参拝するには、特別な許可が必要だったため、自由に出入りすることが困難でした。「とおりゃんせ」の歌詞は、その時代背景を反映していると言われています。

「とおりゃんせ」の歌詞と意味

とおりゃんせ とおりゃんせ
ここはどこの細道じゃ
天神さまの細道じゃ
ちっと通してくだしゃんせ
御用のないもの通しゃせぬ
この子の七つのお祝いに
お札を納めに参ります
行きはよいよい 帰りは怖い
怖いながらも とおりゃんせ
とおりゃんせ

この歌の歌詞には、いくつかの興味深いポイントが含まれています。

「ここはどこの細道じゃ」
これは、三芳野神社に向かう細い道のことを指しているとされています。神社に続く道は、人々が簡単には入れない場所であったことを暗示しています。

「御用のないもの通しゃせぬ」
これは、許可がなければ三芳野神社に入ることができないという当時の規則を反映していると考えられています。特別な理由がない限り、参拝は許されませんでした。

「この子の七つのお祝いに」
この部分は、子どもの七五三のお祝いに関係しています。子どもの七歳の成長を祝うために、親が三芳野神社に連れて行き、お札を納めるという習慣がありました。このような特別な行事に限って参拝が許されていたのです。

「行きはよいよい、帰りは怖い」
行きは参拝に許可が下りるため問題ないのですが、帰りは無事に出てこれるかどうかが不安視されています。これは、神社から城を出る際に厳しい監視や規制があったため、何か問題が起これば出られなくなる恐怖があったとされています。この「帰りは怖い」という部分には、不吉さや神聖な場所に対する畏怖が込められているとも言われています。

歌に隠された意味

「とおりゃんせ」は一見、子どもたちが遊ぶわらべ歌に思えますが、その背景には、江戸時代の厳しい城内の規則や、神聖な場所への恐れが反映されています。特に、「帰りは怖い」という部分は、自由に城内や神社から出られないことを暗示しており、そこに住む人々の緊張感や神聖な場所に足を踏み入れる際の恐怖心が歌に込められていると解釈されています。

三芳野神社の現状

現在、三芳野神社は一般の人々が自由に参拝できる神社となっていますが、かつての厳しい規則や監視の名残が伝説として残っており、川越市の歴史や文化を語る上で重要な場所とされています。「とおりゃんせ」の歌は、子どもの成長とともにその無事を祈る親の気持ちとともに、かつての川越の歴史的背景を伝える貴重な文化財と言えるでしょう。

 

川越幽霊通り

「幽霊通り」と呼ばれる場所は、川越市内で心霊現象が伝えられている不思議な通りです。この通りにまつわる名前は、川越の古い歴史や文化に根ざした伝説や噂に関連していると言われています。以下に、川越の幽霊通りについての背景や伝承を説明します。

幽霊通りの場所と概要

「幽霊通り」は、川越市内のどの道を指すかについては明確な情報が少ないものの、主に川越城の周辺や旧市街地に位置する道にその名がつけられているようです。特に、かつて川越城の武士や住民が多く住んでいたエリアや、古くからある寺院や神社の周辺で幽霊の目撃談や不気味な体験が多く報告されているため、そうしたエリアが「幽霊通り」として語り継がれています。

幽霊通りの伝説や怪異

川越は、江戸時代からの城下町であり、戦国時代には多くの戦いや悲劇が起きました。これにより、数多くの人々が命を落とし、そうした怨念が残っているとされています。幽霊通りには、次のような伝承や怪異が伝わっています。

❶ 夜道を歩く幽霊の目撃談
夜遅くに幽霊通りを歩いていると、白い着物を着た女性の幽霊がゆっくりと道を横切る姿が目撃されるという噂があります。特に、月のない夜や霧がかかる夜に多くの目撃報告があり、その幽霊は足が地に着かず、ふわりと漂うように動いていたと言われています。

❷ 川越城の戦死者の霊
幽霊通りの周辺では、かつて戦乱や処刑が行われた場所がいくつかあり、そのため戦死した武士たちの霊が現れると言われています。夜遅くに馬の蹄の音が聞こえることや、鎧を着た武士の霊が道を歩いていたという目撃談もあります。これらは、かつて川越城で行われた戦いや処刑によるものとされ、城下町の歴史的背景が影響していると考えられています。

❸消える提灯の光
ある時代、幽霊通りを歩いていた人が、遠くにぼんやりとした提灯の光を見つけたと言われています。近づいても提灯を持っている人が見えず、光だけが道を漂っているという不思議な現象が報告されています。この光は、幽霊が提灯を手にして歩いているものだとされ、追いかけても決して追いつけないと言われています。

❹寺院や神社の怪異
川越の幽霊通りの近くには、多くの古い寺院や神社が点在しており、そこにまつわる怪異も多く伝わっています。特に、古い墓地や廃墟になった寺院の周辺では、夜中にすすり泣く声や足音が聞こえることがあると言われており、地元の人々はその道を避けることが多かったそうです。

幽霊通りの現代の様子

現在の川越は、観光地として賑わい、歴史的な街並みが残るエリアとして人気がありますが、夜になるとこうした古い伝承や噂が今も生き続けており、特に旧市街や城跡周辺では、地元の人々や観光客が「幽霊が出るかもしれない」と少し不安を感じることもあるようです。これらの話は、川越の歴史や文化に深く根ざしており、心霊スポットとしても興味を持つ人々が訪れることがあります。

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